東北六県大会5局目解説

対局
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はじめに

今回が東北六県大会における最後の対局となります。

4局目に敗れたことで自力優勝は無くなりましたが、宮城-山形戦の結果によってはまだ優勝の芽が残っていました。

なので僅かな可能性にかけて最終局も全力で臨みました。

第1譜 1~34手目まで

私の白番となり、お互い2連星で始まりました。

相手の方は78歳で大会最年長でしたが、AIを使って勉強しているそうです。

なので白34まで最新型の進行となり、自分と同年代の方と打っている感覚になりました。

第2譜 35~65手目まで

黒37では38から打つ方が勝りました。

部分的には実戦の進行で問題ないですが、この場合は下辺が黒の強い場所なので戦えたようです。

参考図2-1

白48・50は蛇足でした。

黒47の棒ツギの場合、手抜くと一線アテが嫌かなと思って打ってしまいました。

また白64のコスミツケでは黒からのツケコシを防ぐためにマゲるところでした。

参考図2-2

第3譜 66~100手目まで

白66からなんとなく下辺を消しに行きました。

結果的に白82を先手で打てたことで戦果を挙げましたが、白88のツケから左辺を広げていったのが負ければ敗着だったようです。

ここでは右上を押し上げていくのが正しい方向のようで、これなら白が打ちやすい形勢でした。

参考図3-1

第4譜 101~154手目まで

黒101の押しでお付き合いしてくれたので再び白が良くなりました。

ここでは右上を封鎖しながら右辺を大きくされると白負けコースに突入していました。

ここまで酷い手を連発していて負けてもおかしくなかったですが、白154のオサエを打てたことでようやく勝ちを確信できました。

参考図4-1

第5譜 155~231手目まで

ここからヨセ勝負になりましたが、白が4目ほど差を広げて8目半勝ちとなりました。

相手の甘い手に何度も助けられましたが、なんとか最終局に勝つことができました。

まとめ

これで東北六県大会での5局すべてを解説し終わりました。

拙い内容の碁でしたが、見てくださった方には感謝申し上げます。

福島戦は2-1で勝利し、宮城-山形戦の結果により大将戦の順位で岩手県が逆転優勝することができました。

また東北六県大会の時期は調子を落としていたこともあり優勝できるか不安でしたが、運が最大限に味方してくれました。

今年の東北六県大会では個人大将戦優勝&団体連覇を目標に頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

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