練習対局解説2

対局
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はじめに

前回に引き続き、東北六県大会大将戦優勝した方と練習対局をしてきました。

対局前は最近打った対局を見せ合い、お互いに楽しくダメ出ししまくっていました笑

対局は私の黒番で、持ち時間は40分切れ負けで行いました。

第1譜 1~29手目まで

1年以上振りに向かい小目で打ってみました。

この1年間はずっと2連星でしたが、東北六県大会を優勝したことで囲碁を楽しむ余裕が生まれました。

白8では9にヒラけば穏やかな進行でした。

白14は最近打たれたので試してみたくなったとのことでした。

黒15ではすぐに出ていく手もあり、難解な進行となります。

参考図1-1

白24は時期尚早だったようです。

黒29では13を活かして、打ち込んできた白全体を攻める手が有力でした。

参考図1-2

第2譜 30~75手目まで

白30に受けるのは利かされだと感じましたが、実際は打ち得のようでした。

黒43とハサミツケたことで戦いが始まりました。

白46は方向違いで、47にツケるのが正しいようです。

ここから形勢が黒勝勢に向かっていきます。

参考図2-1

黒53では、単に55の方が勝りました。

白にノビられるのを嫌いましたが、調子で左辺にヒラけるので大丈夫でした。

参考図2-2

第3譜 76~133手目まで

黒81とぴったり止めることができたのは気持ち良かったです。

黒89では14の左にツケて壁を作るのが良く、遠く左上の白も睨んでいます。

参考図3-1

黒95・97はやりすぎで、白を狙いすぎました。

白98ではアタリを利かすタイミングでした。

実戦は黒103と逆にアタリを利かされ、一連の流れで上辺の白が取られてしまいました。

本局でKさんはここを一番後悔していました。

参考図3-2

第4譜 134~166手目まで以下略

黒135では右辺を補強しつつ、中央の白全体を狙っていくのが最善でした。

今後の課題として、盤面を広く見れるようになりたいものです。

参考図4-1

局後の検討で黒149は一路上にノビた方が良かったという結論になりましたが、AIによると実戦の抜きが最善でした。

あの時間は一体なんだったのかという虚しい気持ちになりました笑

参考図4-2

黒159の前に右上の押さえに打つべきでした。

白2~6を利かされるのを嫌いましたが、元々白の権利なので余計な心配でした。

実戦は逆に白に打たれて後悔しました。

その後も時間に追われて右辺の処理を手こずって差が縮まりましたが、これまでの貯金があった為黒7目半勝ちとなりました。

参考図4-3

まとめ

Kさんには黒番で2連敗中でしたが、ここで初めて勝つことができました。

これは黒番への苦手意識が克服されたと言っても良いのではないでしょうか。

9月は大会がないので、10月の赤旗で代表になれるよう調整を行っていきます。

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