マカロニさんとの練習対局

対局
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はじめに

3月27日(日)、OGSにてマカロニさんとの練習対局を行いました。

マカロニさんとの対局はこれまで3局あり、私の1勝2敗となっています。

マカロニさんは1週間ほど前に岩手へ来訪する予定でしたが、先日の地震の影響で東北新幹線が運休となってしまい断念せざるを得なくなりました。

またお互い4月3日(日)に県大会を控えているということで、今回の練習対局が実現しました。

そして今回は初めて通信対局ではなく、県大会と同じような持ち時間設定での対局となりました。

岩手県大会の準決勝以降と同じく、45分+20秒です。

私の白番となりました。

第1譜 1〜30手目まで

黒7のノゾキはAIによって出現した手法です。

実践は一番わかりやすくツギを選択しましたが、以下のような変化も存在します。

参考図1−1

また黒9のスベリが嫌だという場合には白8でコスミに受ける手もあります。

白30のヒラキまで、布石が一段落しました。

このあたりでは互角の形勢ですが、この後白が無理をして形勢が傾きます。

参考図1−2

第2譜 31〜80手目まで

黒31のケイマに対しての対応がわからず、白34から戦いを起こしに行ったのが形勢を損ねる原因となりました。

ここでは冷静に白1とコスミで受けるくらいだったようです。

参考図2−1

黒55のノビでは一目カミ取る方が勝ったようです。

白の根拠を奪うだけでなく、後々白の1線サガリの利きを無くしている効果があります。

参考図2−2

白64のツケはシチョウアタリのつもりでしたが、上からツケる方が勝りました。

黒が受けた瞬間に逃げ出すことができます。

中盤の入り口で白の無理が祟って厳しい戦いとなりました。

参考図2−3

第3譜 81〜127手目まで

黒81の打ち込みに対して白82と攻める態勢を作りにいきました。

黒83はハネる一手だと思っていたので、実践のトビは有難かったです。

マカロニさんは白のキリを警戒したようですが、AIによると黒がやれる戦いのようです。

この判断ミスをしてくれたことは運が良かったと思います。

参考図3−1

白102のハネが先手で決まったことで、黒から三々が消えて白が優勢となりました。

白106・108は蛇足で、単に白110とサガルくらいで十分でした。

また実践のようにコウに仕掛けずに隅を取りきって白がやれるようです。

黒2で白3のツギには上辺と渡って白必勝形です。

参考図3−2・3−3

第4譜 128〜180手目まで

白146のノゾキが本局で最大の後悔となりました。

本来は白1とサガリたかったのですが、黒2のノゾキで白一団の眼を心配してしまいました。

しかし白5のノビが巧い手で何事もなかったようです。

参考図4−1

白170のハネも余計で、右辺に手を入れるくらいでした。

白を分断されてから生きられたので、白が損をしています。

黒177の押さえが決定的な敗着となりました。

ここは放置しておけばAIですら難解な半目勝負となっていました。

白178・180を打てたことで形勢は白勝勢となりました。

参考図4−2

第5譜 181〜248手目まで 以下略

黒187(203)から下辺でコウが始まりました。

黒がコウに強い碁形なので白204と譲りましたが、白208の方に打つべきでした。

実践は黒205と解消してくれたので助かりましたが、ここでさらにコウを頑張られると逆転模様でした。

参考図5−1

この後は小ヨセが続いて終局図は半コウがいくつか残っていますが、結果は白の1目半勝ちとなりました。

まとめ

この対局は中盤で白が逆転したものの、黒の粘りで決めきることができずに最後まで勝負がわからない難しい碁となりました。

マカロニさんとの対局は1局を除いて細かい勝負になっているので、(負けた2局はどちらも半目差)私とは本当にいい勝負なのかもしれません。

岩手県大会では優勝を狙える実力だと思います。

いつか対面で、できれば全国大会で打ってみたいです。

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