岩手棋聖戦結果報告

日記
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はじめに

10月3日(日)、岩手棋聖戦挑戦者決定戦が開催されました。

優勝者は11月21日(日)に開催される、岩手棋聖戦挑戦手合に出場することになります。

来月の岩手棋聖戦
岩手棋聖戦挑戦者決定戦についてまとめました。

本大会は岩手県内各地区の予選を勝ち上がった方と、私を含めた招待選手の合計30人(2人欠場)でトーナメントで戦うことになりました。

大会進行 2回戦まで

実は今回の大会では1回戦が一番危なかったです。

相手の方の名前を知らなかったので完全に油断していたことで序盤で不利になって焦ってしまい、途中巻き返したもののその後もミスを連発してしまいました。

しかし相手の方は持ち時間のことが頭から抜けていたようで、運良く時間切れ勝ちとなりました。

もしネット碁だったら100%投了していたので、相手の方に申し訳ない気持ちになりました。

2回戦は気持ちを切り替えてギアチェンジできたことで本来の実力を発揮して勝つことができました。

大会進行 準決勝まで

準々決勝では、私が岩手に戻ってきてから唯一負けた方との対局でした。

相手の方は三々を愛用しているので、その時の敗戦から徹底的に対策していました。

対局はその対策が見事に活きて終始圧倒して勝ち切ることができました。

そして準決勝では私の生徒とぶつかりました。

1回戦から準々決勝までは岩手県内で上位クラスの方3人を倒してここまでやってきたので勢いがありました。

実際に対局してみると以前よりも強くなっており、何度も鋭い手が飛んできました。

しかし指導する側の意地を見せて勝ち切ることができ、生徒の分まで決勝戦を必ず勝つという気持ちが湧き上がってきました。

大会進行 決勝戦

決勝戦の相手は私と同じく招待選手で、今年の岩手県3大会を優勝して東北六県大会に大将で出場した方です。

実は県大会で対局するのは今回が初で、相手の方は私と決勝戦で当たりたいと仰っていました。

また私も岩手竜星戦を優勝しているので、今年の岩手県大会優勝者同士の決勝戦となりました。

岩手竜星戦結果報告
岩手竜星戦の結果報告をまとめました。

ここから決勝戦の対局をすこし解説します。

私の白番です。

序盤はゆっくりとした展開となり、黒37から右上の白3子を攻めにいったことで戦いが始まりました。

白38とツケて反発しましたが、白42を先に打つべきだったかもしれません。

黒81のツギは小さかった。

白84の地点へコスミを入れておきたかったですし、上辺にヒラいて白2子を取るほうが勝りました。

逆に白から白82に先手でノゾクことができたのは気持ち良かったです。

白86の地点にヒラいたのは、白2子を助けるだけでなくある狙いがありました。

黒87のコスミも小さい。

下辺はスソアキですし、白にへばりついている黒2子を助けても価値は低いです。

白88〜白92まで決めてから白94と出るのが狙いの一手。

ちょうど白86のおかげで簡単に連絡でき、逆に右辺の黒が取られてしまいました。

ここではっきり白優勢となりました。

以降は黒も粘り、最後は上辺の白一団に本コウが残る形となりました。

しかしお互い秒読みで気づくことができず、図らずも白260と急所に打ったことで白の勝ちが確定しました。

白150では黒151の方からアテて上辺を安全にすれば何事も起こらなかったので、運も味方しての勝利でした。

まとめ

この勝利により、小林公郎さんとの挑戦手合に出場することになりました。

挑戦手合は9年ぶりですが、そのときは圧倒的な力の差で負けてしまいました。

ですので、今回の挑戦手合ではなんとしてもリベンジしたいと思っています。

読売新聞にも私の記事が掲載されているので、よろしければ御覧くださいm(_ _)m

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【読売新聞】
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