はじめに
後編となる今回は、岩手に戻ってきた今年の6月からの話をします。
前編がまだの方は先にこちらを御覧ください。

後編 岩手に戻ってきてから
まずはヒカルの碁スクールの講師からスタートしました。
岩手に戻ってくる決断をした際、事前に岩手囲碁センターに問い合わせをしていたのでスムーズに始めることができました。
現在も講師として隔週土曜日には子どもたちに教えています。
また小学生の姉弟にはオンラインでも教えていて、来年の少年少女出場に向けて頑張っています。
6月26・27日には岩手県で東北六県大会が開催され、私は特別に観戦させて頂くことができました。
ここで私は、自分の覚悟の甘さを痛感することになりました。

優勝候補の秋田県が辞退したことで、岩手県が8年ぶりの優勝を狙えるという期待がありましたが、結果はちょうど真ん中の3位でした。
子どもだけでなく、大人の方まで遅れをとっているという現状に愕然としたのを覚えています。
なので私は岩手県の5タイトルを無敗で制覇し、来年の東北六県大会に大将で出場して岩手県を優勝させるという目標を立てました。
「オレはこのために岩手に戻ってきた」そう感じました。(名言)
このときから本格的に囲碁を勉強し始め、岩手に戻ってきてから最初に出場した岩手竜星戦では危ない場面もありましたが、なんとか優勝することができました。

またネット碁野狐の8段戦で勝てるようになり、8月22日には初めて9段に昇段することができました。

その勢いのまま10月3日に開催された岩手棋聖戦挑戦者決定戦でも優勝し、9年ぶりに挑戦手合に出場することになりました。

挑戦手合の相手は9年前と同じ小林公郎さんで、東北六県大会6連覇を達成させたことなどから「岩手囲碁界のレジェンド」と言われています。
対局は中盤まで押されていましたが、本気で囲碁を勉強したことで得られた「魔力」を使用して逆転勝利することができました。

来年の抱負
結果的に今年出場した岩手県大会は2つとも優勝することができましたが、どこで負けてもおかしくない対局ばかりだったので本当に運が良かったです。
残り3つの岩手県大会は来年ですが、目標通りすべて優勝を狙いにいきます。
そして東北六県大会では9年ぶりに岩手県に栄冠をもたらすとともに、全国大会でも結果を残していきたいと思っていますので、応援よろしくおねがいします。